Kosuke's Blog

スポーツ、芸能、政治などジャンル問わずこーすけ流に切っていきます

タイトル未定 第1話

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あまりにも早すぎる死だった。

 

”行ってきまーす”といつも通り自宅を出て通学

 

路の大きな交差点に差し掛かったそのとき、

 

後ろから来た車が制限速度をはるかに超えて

 

飛ばし、後方から衝突。現場から100メートル

 

以上飛ばされ、地面に激しく叩きつかれた。

 

地面についた瞬間、全身あざだらけだったが

 

それでも私は意識は少しあり、救急車で病院に

 

運ばれ安心したのもつかの間、目を閉じた。

 

目を覚ますと先ほどの痛みが嘘のように引いて

 

いた。ある異変に気づいた。目の前に自分が白

 

い布を被され、家族が悲しんでいる姿を。

 

えっ、そんなはずじゃないよね?幽体離脱だよ

 

ね?嘘だといって!夏菜子には、実は霊感があ

 

り男友達と心霊スポットにいったりしていた。

 

その先々で金縛りにかかったり、生き霊をみた

 

り、宿泊先のホテルで幽体離脱を体感したり、

 

友達に話しても信じてもらえないことばかり体

 

感してきた。ただ、今回ばかりは違う。

 

いくら家族に話しかけても応答しないし、さっ

 

きの事故で怪我をしているはずが何事もなかっ

 

たかのように綺麗な体だ。

 

混乱で頭がパニックだ。それもそうだ。彼女は

 

まだ高校生だ。人生これからという最中、突然

 

の事故で死んでしまったからだ。

 

そんななか、ある男が声をかけてきた。ようや

 

く通じたのかと思いきや、その人も同じ霊。

 

半分がっかりした様子で、夏菜子は恐る恐る

 

話しかけた。

 

「あの〜、私のこと見えるんですか」

 

「あぁ、もちろんだよ。君と同じく死んでるか

らね。」

 

「やっぱ私死んでるんだ。で、なにか用ですか?」

 

「突然なんだけど、君にあることを手伝って欲しくてね。」

 

「(戸惑いながら)その〜、はなしって?」

 

「先進国である日本で一番多い死因って何かわかる?」

 

「(突然の質問に動揺しながらも)ん〜、たしかどこかで聞いたことあるようなないような。病気はガンで…もしかして…自殺ですか…?」

 

「そう、その通り、正解。んで、その〜自殺で亡くなった方って世の中に未練があって生きていた時の世界に残って成仏されてない霊が多くてね〜。それを手伝って欲しいの。あとそれと…。」

 

「それと…?」

 

「ああ、今はいいや。これ以上話すと混乱するし。どうする?急な話ではあるけど。」

 

「まぁ確かにいろんなことが二転三転飛び込んできてただえさえ死んでることもまともに受け入れられない状態で決めるのは今は難しいですね。お時間頂いてもいいですか。」

 

「ええ、もちろんです。そしたら一週間後の8月15日でよろしいですか?」

 

「はい、わかりました。」

 

「では、平和霊園で一週間後、お待ちしてます。では。」

 

というと、男は去ってしまった。

 

なんだろ、あの人突然。一体何者なの?

 

とりあえずはゆっくり考えていこう。

 

つづく 第2話へ。

*この話はフィクションです。